練習見学

3日目は、最初に下部組織責任者のジョルディ・マルティさんにインタビューをしました。

BBTの活動内容を伝えてから、クラブの組織・環境や活動について話を聞かせてもらいました。その後、クラブの施設を見学してから、スクール・クラブの各年代のチームの練習を見学です。

クラブの下部組織責任者のジョルディ・マルティさんに、クラブの組織・環境についてインタビューをしました。(インタビュー内容の詳細については、後日公開いたします。)

 

その後ジョアンさんの案内でクラブの施設を見学しました。施設は国のもので、運営をジュベントゥが依頼されています。メインアリーナはバルセロナオリンピックのバスケ会場にも使われたそうで、1万人以上の収容が可能です。その他にも
 ・トレーニングルーム
 ・医務室
 ・多くの更衣室(10部屋以上)
 ・インタビュールーム
 ・バスケコート2面と小アリーナ
 ・スタッフルーム
 ・ミュージアム(今は使われていない)
 ・VIPルーム

など多くの設備が整っていました。これらの施設・設備をジュベントゥが管理・運営しながら、子どもやトップチームにバスケの環境を与えていました。

 

また、今日はクラブの入会テストが行われていました。マラガという地域から12歳の子どもが来て、入会のテスト兼練習をしていました。見学可能との事だったので、さっそく見学させてもらいました。

スクールとは、BBTで言う「教室」と似ている活動で、同じ年代の子どもが集まって練習していました。年代分けは1歳ごとにわけられ(学校の学年ではなく、生まれた月で区切る)、それぞれ10人前後で最低1人のコーチが担当していました。スクールの目的は「バスケを楽しむ」ことで、比較的自由に入会できるそうです。

クラブとは、トップチームを目指して練習をするチームで、入会にはスカウトされるか名前の売り込み、下の年代から上がるといった手続きが必要になります。誰でも!とはいかないようです。スクールの子どもと比較して、体格が大きく練習に対する態度も真剣そのものでした。ここから未来のガソルやルビオが生まれるのかな!

 

ここのクラブでは、特に10~12歳の子どもを大切にしているそうです。この年代が身体的・技術的に最も成長する時期で、この時期に正しい技術を教える事が欠かせないと説明してくれました。スカウトされたマラガの子も12歳で、体が大きい子でした(メディカルチェックで身長が205~210cmまで伸びると言われたそうです)。

*ここのクラブでは、提携している病院にメディカルチェックを依頼して、その子の将来の予想身長などを参考にしていました。手や足の長さや大きさ、腰の高さなどから計算するそうです。

 

色々な話を聞きましたが、良い選手を集める環境、育てる環境、子ども達に夢がある環境が整っているのがすごいと感じました。技術的な面で僕の個人的な印象では、BBTの教室などに参加している子どもたちもシュートとドリブルの技術は負けていないように感じました。

いつか、育てる仕組みや夢がある環境を整備して、世界に羽ばたく子ども達がでてくるようにしたいです!